たいせつにしていること

ー植物と私ー
父は植物がとても好きな人でした。休みの日にはいつも庭仕事をしていてたくさんの植物を育てていました。秋の日の父のシャツは落ち葉を焚く焚き火のにおいがしていました。
その父がなくなり、しばらくしたある日ふと庭を見ると無惨にも荒れてしまったことに気づきました。そして私が庭を引き継ぐことにしました。父がしていたことを思い出しながら、枝を払ったり、雑草を抜いたり、新しく土を入れたりと面倒を見ているうちに、すこしずつ植物たちが息を吹き返してきました。
植物はものは言わないけれど、環境の変化で良くも悪くもなり、日々敏感に反応をします。枯れてしまったと思っても、根気強くつきあっていると再生の時を待って新芽をだしたりして、ほんとうにたくましく生きているなと実感します。
植物が持つ癒しの力とはよく言われることですが、植物自身が強い生命カを持っているからこそ、その力に私たちは知らずのうちに癒されるのでしょう。
ープリザーブドフラワーとの出会いー
Atelier445は自然素材にこだわっています。
フラワーアレンジメントを長く学んでいたのですが、心を込めてアレンジした作品もすぐに枯れてしまい、それを処分する時の悲しさといったらありませんでした。
毎日植物とともに生活しているからこそ、花開いた時のいとおしさと尊さを思うとなおさらです。
せっかく咲いた花々を長く楽しむ方法はないかしら。
そんなことを考えていたときに、プリザーブドフラワーに出会いました。
プリザーブドフラワーは生花に特殊な加工をして、長く楽しむことができるお花です。
フラワーアレンジメントの中にはソープフラワーやアーティフィシャルフラワーなどの素材もありますが、かつては命が宿っていた植物たちを大切に美しく、多くの方にお届けして楽しんでいただきたいからこそ自然素材に限定した作品を制作したい。
それがAtelier445のこだわりです。